2012年5月18日金曜日

コンプガチャ。問われるTV局の責任

面白い記事を見ました。 最近騒動になっている、ソーシャルネットワークゲームの、 「コンプリートガチャ問題」 消費者庁に多くの苦情や相談が寄せられ、 消費者庁は、7月に禁止の方向で調整していると報道されています。 この「コンプリートガチャ問題」 簡単にいうと、射幸性の高いガチャガチャで 少額課金を繰り返させ、最終的に多額の金額を請求されるというものです。 普通のガチャガチャとは違い (普通のガチャも問題がないとは言えませんが) すべて集まることで、普通では手に入らないレアアイテムが手に入るという仕組みで、 最終的には何十万円もの金額がかかるというもの。 今までも、苦情は寄せれており、識者の間では問題視されていましたが、 ようやく最近になって、規制に動き出したというものですね。 こういう仕組みを作り、金を巻き上げた側の問題は問われて当たり前ですが、マスコミ側。 テレビ局側には問題はないのか? と言う記事なんです。 ソーシャルゲームが、大流行して、ソーシャルに関する企業が利益を上げているのは間違いありませんが、 ですが、テレビ側は特に問題視せずに大量CMを流し続けていました。 コンプガチャがどれだけ問題があるか。 そういった声はテレビ局にも入っていたはずです。 ですが、CMを出してくれる企業を優先。 利益を優先して、CMを流し続けていた。 その態度に問題はないのかというものです。 この記事の著者はテレビ局側への問題提起だけですが、 実はもっとゲームに近い、ゲームマスコミはさらに問題のある行動を起こしています。 自分たちのもうけに直接かかわる業界への規制だけに、 多くのゲームマスコミの責任ある立場の人間が、 「コンプガチャは問題ない」 「子供に多額の請求問題はそれほど多くない。」 「規制によりゲーム業界が縮小する。」 と、消費者よりも企業利益を擁護する発言を繰り返していたのです。 こういったジャーナリズムよりも、利益を重視するという姿勢。 この姿勢は、日本のゲームマスコミすべての問題となっています。 現在、国際競争力を失った日本のゲーム業界を見ると、 嘘大げさの提灯記事で、駄作ゲームを擁護し続けた ゲームマスコミの責任は重大だといえるでしょう。